平
成
元
年
一〇
月
1989/10
新
走
10月の俳句。 秋日和の俳句 沖合の彩シルクめく秋日和。 菊の俳句 嬉しくて菊を抱へて職場まで。 去る秋の俳句 去る秋の転がる如く落つ如し。 菊人形の俳句 秀吉は恐妻家なり菊人形。 秋の声の俳句 秋声や寂と古刹の石畳。 秋の日の俳句 秋日より零れだしたる日照雨かな。 新酒の俳句 新走かもす蔵ぬち太柱。 清月庵主 野田ゆたか。